2016年5月26日木曜日

この時期になると思い出すこと(文字化け修正済み)

急に夏の陽ざしになり、人々の装いが夏仕様になるこの時期になるといつも思い出すことがあります。

それは、私が小学1年生くらいの頃のこと。
私には買ってもらったばかりの、お出かけ用の靴(素足でも履けるタイプのものだったので、サンダルかな)がありました。茶色い皮の、どちらかというとカジュアルタイプのデザインで、いつも白いソックスと組み合わせて履いていました。

ある日、母とおばあちゃんの家へ遊びに行くことになりました。電車に乗る前に母が駅の近くの和菓子やさんでお土産を買うというので、私はお店の前で母のことを待っていました。

お店の前の細い道路を挟んだ向かいのところで一人で立っていると、男の人が近づいてきました。その人の身なりは明らかに汚く、いわゆるホームレスの人でした。そして、私にこう言ったのです。

「お嬢ちゃん、いい靴をはいているね。おじさんの靴ととりかえっこしない?」
見るとその人の靴は‥忘れもしません、絵にかいたようなボロ靴!つま先のところはパカッと口を開けている状態なのです。そして、
「おじさんの靴は風通しがいいよ~」
とまで言うではありませんか!どう返事をしたのかその記憶はないのですが、おそらくけげんな顔をしてにらみつけていたと思われます‥。

そのうちおじさんはどこかへ行ってしまいました。
母が買い物をしていたほんの数分の出来事ですが、何十年たった今でも鮮明に覚えていますので、強烈なインパクトを受けたことは言うまでもありません。

先日も電車の中で、その当時私が履いていたサンダルにそっくりなデザインをいくつか見つけ(流行の何周目なのか!?)、あー、そんなこともあったなぁと懐かしく思い、夏の訪れを感じました。


2016年5月16日月曜日

あれから

熊本で地震が起きてから1ヶ月がたちました。その間、TVのニュース等で現地の様子を見るたびに、色々な思いが湧き起こります。

今も避難所で生活を続けている方々には、なんとか気力を振り絞って頑張ってほしいと思います。

自分達も5年前に経験したとは言いながら、家が失われなかったことは、本当に幸運だったのだと改めて感じます。
時が経つにつれ、防災への意識がだんだんと薄くなってきていましたので、また家族で色々話合わなくてはいけないなと思います。